女社長に乾杯!(新潮社)

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「女社長」の題名は、昭和の時代は女社長なんて余りいなかったから、つけたのでしょうね。まあ未だに、女性役員30%を目指すなんて言ってますけど。でもこの「女社長」は、ただの女社長ではありません。昨日まで、お茶くみの入社したばかりの十九歳の女の子が、社長に抜擢されたのだ。傾きかけた会社のテコ入れにやって来た、主要取引銀行の会社再建の神様と言われる男が、決めたのである。しかも、各役員や部長が、平社員に降格までされたのだ。こんなめちゃくちゃな人事で、うまく行くはずがない。何を考えているのだ!会社再建の神様は? 当然、おもしろくない旧役員や旧部長たちの、邪魔や嫌がらせが始まる。しかし、この少女社長は、こちらも花のOL一年生の美人秘書と、何とか頑張っていくのである。少女社長のやり方は、結構一般社員に気に入られ、みんな頑張りだすのだ。とはいえ、お茶くみの新入社員と花のOL一年生だけで、会社を経営できるはずありませんよね。そうです、平になった旧営業部長が、一人だけ味方に付いて、色々助けてくれるのだ。こういう人っているんですよね。さらに、この少女社長が、TVや雑誌などで話題になり、注文が殺到したりするのだ。そんな中、旧社長の愛人が殺される事件が発生する。担当の刑事と少女社長、美人秘書が、事件捜査を開始するのであるが、この愛人はめちゃくちゃで、この会社の役員・社員たちと関係を持っているし、ヒモまで飼っているのだ。犯人捜しは、難航する。事件もそうだが、この会社の運命はいかに、ってとこです。いやー、やっぱりサラリーマンものって、おもしろいですよねー!

【昭和】億ション セクハラ ノーネクタイ お金の引出し

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