2026-04

感想

三毛猫ホームズと愛の花束(角川書店)

おー久々の『三毛猫ホームズ』だ。前作までは、ヨーロッパ旅行シリーズで、派手にやってましたが、今作は、日常生活に戻ってます?馬が、都会に出没して人を殺すのが、日常生活かって?男は駅を出ると、身震いした。風はないが、それだけに直接骨へしみ込んでくるような寒さ。バスはもうない。歩いて二十分ほどの道である。
感想

行き止まりの殺意(光文社)

「---待ってよ!」校門を出ようとした少女を、聞き慣れた声が呼び止めた。振り向くと、走って来る親友の姿はもう黄昏に紛れて、ほとんど影絵のようになっていた。「どうしたの、クラブ、あるんでしょ?」と、少女が言った。「うん。---いいの」
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虹に向って走れ(双葉社)

「おい!まだか!」監督の声は、苛立ちを通り越して、すでにヒステリーの域に達していた。「もうちょっと待ってください」と、返事が返って来る。「畜生!---同じことばっかり言うな!」監督は、タバコを地面に叩きつけて、ギュッと靴で踏みにじった。
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いつもの寄り道(新潮社)

知っている名前というのは、何となく目につくものである。それにしても、奥さんがそれに気付いたのは、ほとんど奇跡に近かった。何しろ、夕ご飯を食べながら、夕刊の芸能欄の記事を読みながら、かつTVの音声に耳を傾けるという状態だったのだから。・・・なるほどね?むかしから、『ながら族』いましたよね。
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親しき仲にも殺意あり(集英社)

「ある人物を護衛してもらいたい」と、捜査一課長が言った。「は?」ちょっとポカンとしていた女性刑事は、あわてて訊き返した。「護衛だ。組織に命を狙われている。幹部を三、四人は挙げられる重要な証人なんだ」「私が護衛するんですか?」女性刑事には、ちょっと意外な話だった。