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上役のいない月曜日(文藝春秋)

上役のいない月曜日は、昭和のサラリーマンの日常を綴った、五つの短編集である。そしてこの一篇の「上役のいない月曜日」は、気が重い月曜日になんと、社長以下管理職が全員休みという、前代未聞の出来事を描いたものだ。
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裁きの終った日(文藝春秋)

いやー、面白かったけど、登場人物が多すぎて、場面が変わって名前が出ると、誰だっけ?と、読み返さねければならず、面倒くさかった。大富豪が殺され、警視庁顧問の犯罪研究家が、大富豪の一族を集め、犯人を言おうとしたところで
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ふたりの恋人(集英社)

大学生なのに大学に行かず、働きもせず、ぶらぶら遊んで、恋人からお金をせびって暮らしている、いわいる「ヒモ」が主人公の話しだ。面白くない。こういう「ヒモ」やろうは、嫌いだ。汗水たらして、苦労しないと駄目である。
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悪妻に捧げるレクイエム(角川書店)

悪妻に捧げるレクイエムは、元新聞記者、シナリオライター、文学新人賞を取ったことのある作家、詩人の四人で、小説を共同執筆していく中で、事件が起きていく話しだ。なんと、女房の殺し方をテーマにした小説を書くことになり、各々案を書いて持ち寄るのだが、書き手毎、各々の特徴をもった書き方になっているので、複雑で少し分かりづらい。
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死体置場で夕食を(徳間書店)

新婚旅行中、吹雪で道に迷った夫婦が、なんとかロッジに辿り着き、命拾いするところから話が始まる。ロッジの主人や客から暖かく迎えられたのであるが、お約束通り、ロッジで事件が発生する。翌日目を覚ますと、なんと、ロッジの主人や客たちが全員消えてしまったのだ。
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結婚案内ミステリー風(角川書店)

結婚案内ミステリー風は、その題通り、結婚相談所で起きる事件を、その相談所に務める女性所員が名探偵になって事件を解決していく物語だ。最初の「心中志願」は、これもそのままの通り、女性が、「泳げない人・一緒に死んでくれる人」を条件に結婚相談に申し込んで来たのである。
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幻の四重奏(角川書店)

女子高校生が活躍する赤川次郎の得意の作品です。やっぱり青春サスペンス・ミステリーって良いですよね。女子高生の四重奏のメンバの1人が亡くなった。遺書があったので、警察は自殺として処理してしまう。しかし、自殺した日に、実は駆け落ちをすることになっていたと知った四重奏の他の3人のメンバーが、この謎を解き明かすために立ち上がったのだ。
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招かれた女(角川書店)

これって赤川次郎じゃない。なんじゃこの結末は!いつもは、赤川次郎の作品を読み終わると、ほっとして、良かった・良かった・・・になるのですが、気分悪い、って言っても仕方ないか、こういう作品も書いていたのですね。
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盗みは人のためならず(徳間書店)

泥棒の夫と刑事の妻が繰り出す物語の第一弾。最近、新たにヴィーナス像が発見され、美術館に展示されることになった。夫の淳一が、ヴィーナス像を破壊するとの脅しで、金をふんだくろうとするため、爆弾を仕掛に美術館に忍び込もうとすると、別な犯人に先を超されてしまい失敗する。
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血とバラ(角川書店)

「忘れじの面影」は、題名通りの内容で、子供のころの初恋の人を一生思っていて、最期にあんなやり方ですが、自分の手に入れるとは? 思いなのか、執念なのか、とにかくすごい話だ。私もたまに初恋の人が、今どうしているのかなーって、思うことはあるのですが・・・。