裏口は開いていますか?(文藝春秋)

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いやーすごい話でした。旦那と息子が別々な犯人に誘拐され、身代金の要求があり、愛人の借金の穴埋めをしなけれなならず、さらには浮気をばらすと脅かされ、金を要求される。これを受けたのは、普通の主婦で、しかも同じ日に発生するのだ。まともに対応できるはずがない。しかし大丈夫、スーパー娘がいるのだ。娘は、ちょっと悪の女子中生のグループのリーダーを務めている。行きつけの喫茶店でタバコなんかを吸うのであるが、いったん喫茶店を出れば、まじめな女子中生を、みんな演じて、親も含めて悪なことに気が付いていないのだ。昭和らしくない。昭和の悪と言ったら、髪を染めて、化粧をして、ロングスカートをはいて、汚い言葉を吐く。見ただけで悪と分かったはずだが、娘たちは違う。そんな娘が、グループの仲間たちと一緒に、事件を解決していくのだ。この娘、なんてったて頭が良いし、度胸がある、また、仲間たちからの信頼が厚い。話が変わるが、昭和って、浮気が流行っていたんですかね? この話、浮気のオンパレードだ。出てくる大人のほとんどが、浮気をしているのだ。しかも、誘拐された旦那は、あんなひどい目にあっているのに、まだ浮気をしているのだ。信じられない。

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