感想

死者は空中を歩く(徳間書店)

少し感動しましたこの作品。最後に悪党がみんなの罪を背負って、一人悪役になるなんて。お陰様で、多少犠牲者は出ましたが、そこそこハッピーエンドになりました。しかし、裸一貫から大金持ちになるためには、悪いことしないとダメなんですかね、みんなそうなのかな?
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幽霊候補生(文藝春秋)

幽霊候補生は、宇野警部の恋人の夕子が、幽霊になるという話しで、幽霊シリーズそのものなのである。まあ、幽霊シリーズなんで、幽霊を時々出さなければ、なんでしょう。夕子が、車ごと湖に落ちて死んだ。その後、事件捜査でたまたま見たアルバムの写真に、夕子の幽霊が映っていたのだ。
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三毛猫ホームズの追跡(角川書店)

三毛猫ホームズシリーズの第二弾。晴美が、いよいよ始動開始です。晴美の周りで事件が次々発生し、晴美までが、あんな目や、こんな目に会うなんて。さらに石津刑事が、いよいよ登場です。三毛猫ホームズシリーズらしくなってきました。
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セーラー服と機関銃(角川書店)

映画にもなった、あの有名な「セーラー服と機関銃」です。映画は、多分見ていませんが、最後のダダダダのシーンだけは何かで見ています。派手にやっているなー、位の感想で、ここまでやらないとだめなのかなーって思ってました。
感想

赤いこうもり傘(角川書店)

赤いこうもり傘は、軽いタッチの青春ユーモアミステリーで、私が記憶している赤川次郎にピッタリの作品です。クラシック好きな赤川次郎らしい作品で、特に、あの誘拐事件は、赤川次郎でないと思いつかないでしょう。
感想

ひまつぶしの殺人(角川書店)

ひまつぶしの殺人は、強く印象に残っている作品の一つです。一つ目は、暇つぶしのために殺人を犯すという、何ともふざけた題名だ。暇だから殺人するなんて、やめてくれ。二つ目は、早川家だ。母と息子三人、娘の五人家族で、各々真面目な仕事を持っているのであるが、めちゃくちゃな裏の顔をもっているのだ。
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三毛猫ホームズの推理(角川書店)

出ました、三毛猫ホームズシリーズ第一作目。三毛猫ホームズシリーズは、むかし何作も読んだのですが、第一作目の本作品は、今回初めて読みました。三毛猫ホームズが、大学の学部長の飼われていた猫だったり、三毛猫ホームズが、なぜ片山刑事のところに来たかなど、初めて知りました。
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幽霊列車(文藝春秋)

かわいい女子大学生が、探偵気取りで事件を解決していくという、赤川次郎の原点である作品だ。かわいい女子大生と、もうすぐ四十歳になるおっさんが、仲良くなるという設定は面白くないがしかたない。寂れた温泉町の宿に泊まり、翌朝に列車に乗車した乗客八人が、蒸発してしまう事件が発生した。
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死者の学園祭(角川書店)

青春・恋愛・スリル・サスペンス・謎解き・・・・と赤川次郎が満載の作品です。本作でユーモアミステリーの赤川次郎が完成した感じです。何だろう~何だろう~の連続で飽きずに読み進められました。最後に身内含めた関係者が何人か逮捕されたのですが、残された犯人の家族が、皆沈まずに前向きに頑張っていこうってところがさすが赤川次郎って感じです。
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マリオネットの罠(文藝春秋)

赤川次郎の長編第一作目は、本格的なサスペンスで驚きました。ユーモアはほとんど出ていなく、恐ろしい事件で怖かったです。赤川次郎らしくないのですが、最初の長編なんでこうなったのでしょう。フランス帰りの研究生の男が、あるお屋敷に、フランス語の家庭教師で泊まり込んでいた。