三毛猫ホームズの騎士道(角川文庫)

【広告】スポンサーリンク


片山刑事たちが、なんと、ヨーロッパに出張です。会社をいくつも経営しているお金持ちが、ドイツに暮らしている弟の様子がおかしいので会いに行くことになり、その護衛をするとのことである。弟は兄と違って、ヨーロッパのほうぼうを回って暮らしていた。その弟が、ローテンブルグで、日本人の若い女性に出会い、結婚することになった。その妻は、ヨーロッパの古城で暮らすのが夢で、弟は、ドイツの古城を買ったのだ。西洋の古城ね、私も一時期嵌って、写真なんかを眺めてました。今はgoogleで見えますよね。今度やってみよう。そして、買った古城の下見に来たとき、妻が何者かに殺されてしまう。途方に暮れた弟は一人、その古城に閉じこもって暮らしていたのだ。そして弟は、妻を殺した犯人は、兄、兄嫁、兄の息子、兄の姪に絞り込み、今回その全員を古城に招待し、対決することにしたのだ。それを察した兄が、片山刑事たちに護衛を依頼したのである。一行が古城について早々に、弟の姿が見えなくなった。警察に弟の捜索を依頼するために、兄の秘書が車で町まで行くことになったのであるが、古城の跳ね橋を車で渡っている時に、跳ね橋が崩れ、車ごと堀に沈んでしまったのだ。この古城から外に出るには、跳ね橋を渡るしかなく、一行は、古城に閉じ込められてしまう。お約束通りの展開です。片山刑事たちは、皆を守ることができるのか? 三毛猫ホームズの活躍は?? しかし、晴美が殺されたかもしれないと知った片山刑事と石津刑事の行動はすごかった。片山刑事は、強度の高所恐怖症を忘れて、必死に高い梯子を登ったり。石津刑事は、強度の猫恐怖症を忘れて、三毛猫ホームズを抱きしめたりした。こんな行動は、二度とないでしょうね。

コメント