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いやー、本格的な推理小説でした。謎が謎を呼び、何が何だか分からない展開で、???でした。主人子の女子大生が、所属している研究会の先輩の結婚式に招待された。その先輩のお相手は、ホテルチェーンやスーパーなどを経営しているお金持ちの娘だ。その先輩が、花嫁に対し「あの女は僕の妻じゃない」「そっくりだが別の女だ」と主人公に囁いて、ハネムーンでヨーロッパに出かけて行った。先輩が、なんで主人公にそんなことを言ったのか、謎がここから始まるのだ。先輩のハネムーンの行先から絵葉書が主人公に届くのであるが、ロンドンから出しているのに絵がヴェニスだったりと文面と絵が食い違っているのだ。どういうことなのか? そして、先輩がハネムーン先で行方不明になってしまう。その後、先輩のことを調べていた友達から「ちょっと話があるの」と呼び出され、その場所に行くと、なんとその友達が殺されていたのだ。さらに今度は、花嫁の父親に主人公が呼び出され、「娘は偽物かもしれない」「娘が果たして偽物かどうか、調べてもらいたいんだ」と調査を依頼されたのだ。自分の娘が偽物かもしれないなんて親がいるんですね、お金持ちの世界は分からないのだ。そして、ドン・ファンとの名のダックスフンドを渡される。娘が可愛がっていた犬だ。主人公は、依頼を引き受けるのであるが、どうしたものかと考えていると、「一度ゆっくりお話したいんです」と、帰国した花嫁の娘から別荘に招待されるのだ。飛んで火に入る夏の虫、渡りに船なのだ。果たして娘は偽物なのか? 行方不明の先輩は如何に? この謎に、主人公とドン・ファンの活躍が始まるのだ。いやー珍しく、この事件にあたる刑事は、切れ者でした。
【昭和】マクドナルド
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