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三姉妹久々でしたが、おっとりな長女、しっかり者な次女、ケチで現実主義な三女が健在でした。長女のおとぼけ、次女の探偵癖、三女のお金への執着は、強化された感じです。そして、国友刑事がまたまた出てきましたが、レギュラーメンバーなのかな？ 今回の話はすごい！長女の綾子の命が何回も狙われ、次女の夕里子が監禁され、三女の珠美が、あれ何だっけ？ まあ、とにかく大変なんです。ことの発端は、綾子の通う大学の文化祭の幹事に、綾子が抜擢されたことから始まる。あの何もできない綾子が幹事？信じられない？？ 何のことはない、文化祭のコンサートに出演予定だったロックシンガーが、大麻か何かで捕まって出れなくなったので、代わりの出演者を探すのを押し付けられただけなのだ。文化祭まで後一週間、見つけられるわけがなく、責任を取らされるだけなのに。そんなことはまったく分からない綾子は、プロダクションに電話すれば何とかなると思っているのだ。しかたなく、姉は放っておいて、二人の妹が駆けずり回って、今は落ち目気味だが、かつて人気のあったミュージシャンを探し出すのだ。そして、ミュージシャンのマネージャーが、大学に来て、綾子たち文化祭の役員と打ち合わせをするのであるが、打ち合わせの途中で、なんとそのマネージャーが何者かに殺されてしまうのだ。いやー、唐突な事件なんです。その事件があってから、綾子の命が狙われる。綾子の住むマンションに爆弾が仕掛けられ、綾子を狙って鉄アレーが降ってきて、綾子が車にひかれそうになり、綾子のサンドイッチに毒が盛られるのだ。強運の持ち主の綾子は、死なずに持ちこたえる。さらに、大学教授の奥さんが、何者かに殺された。一連の事件に関連があるのか？ この謎に、次女の夕里子と国友刑事が挑むのであるが、夕里子が監禁されてしまう。果たして事件解決と、大学の文化祭のコンサートは、開催されるのか？
『シリーズ登場人物』
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