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いやー!本作品面白かったです。本作は、ホラー・サスペンスって言うんですよね。赤川次郎は、いろんなジャンルに挑戦していて、各々面白いのですが、やっぱりホラー・サスペンスとユーモアミステリーが、いいですよね。奥さんの殺害容疑として逮捕された作家が主人公だ。結局不起訴になったのであるが、散々警察に締め上げられ、マスコミの叩かれ、人間不信に陥った作家は、山奥の別荘にひっそり暮らしていた。そんなある日、少女が別荘の前に倒れていたのを発見。仕方なく別荘に入れて介抱したのだ。少女は、記憶を失っているらしく、どこから来たかや、自分の名前すら分からないと言う。そして少女は、作家の別荘に居座ってしまう。別に互いに下心は無いようなのであるが? 若い少女がねー、うらやましい! 私も別荘を持っていて、毎週行くのであるが、まさか、そんなことは無いですよね?? そして近くの別荘で、多量の血痕が見つかった事件が発生した。この事件を担当した県警の警部は、ここ一帯の別荘に被害者が、逃げ込んでいるかもしれないと、別荘への聞き込みを始めた。もちろん、作家の別荘にも来て、聞き込みをしたのであるが、作家は少女がいるのを隠していたため、愛想よく対応した。警部は、作家の奥さん殺害の事件で、作家が警察を恨んでいることを知っていたため、この愛想から作家が何かを隠していると踏んだのだ。この警部珍しく出来るらしい。そして、警部は、東京に行って、作家の奥さんが殺された事件を担当した警視庁捜査一課の警部と、血痕が見つかった別荘の元持ち主を尋ね、色々調べていくのだ。そして、別荘の元持ち主の娘が、別荘で行方不明になっていることを突き止める。さらに、別荘地帯で、トラックの運転手が殺害される事件が発生した。そして、捜査に当たった警官が、次々殺害されてしまうのだ。別荘地帯は恐怖に包まれていく。この連続殺人事件と、血痕が見つかった事件、そして、作家の別荘に居座っている少女との関係は如何に?
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