感想 真夜中のための組曲(講談社) そうだよね、サラリーマンって大変なんです。私も、サラリーマンを四十三年やっていたので、分かります。上司の指示には嫌でも従わなければならず、上司から嫌味を言われても反論できず、嫌な飲み会に出なければならず、大した給料が出るわけでもなく、休日には家庭サービスしなければならず 2023.12.30 感想
感想 冬の旅人(角川書店) 冬の旅人は、国際的なバリトン歌手が、日本にリサイタルで来ていて、殺人事件に巻き込まれる話だ。バリトン歌手に、リサイタルで歌う予定の歌を、人が死ぬことになるので歌うなと、リサイタルの当日に電話が入った。そんなこと、急に言われても困りますよね。 2023.12.23 感想
感想 黒い森の記憶(角川書店) いやー、怖いサスペンスでした。ユーモアなんかどこにも出てこない。黒い森の近くの山小屋で暮らしている、外科医を引退した老人の話だ。老人は、この山小屋に住み始めて二年になるが、人を全く寄せ付けない暮らしをしている。 2023.12.16 感想
感想 いつか誰かが殺される(角川書店) お金持ちの一族を牛耳る、おばあさんの道楽の話だ。このおばあさんは、すごい、七十歳になるのに、好奇心と元気の塊なのだ。おばあさんの誕生日に合わせ、毎年イベントとして、賭けを家族で行う。賭けと言っても半端じゃない、今年は、一口七十万円で、どんどん賭けていくのだ。 2023.12.09 感想
感想 裏口は開いていますか?(文藝春秋) いやーすごい話でした。旦那と息子が別々な犯人に誘拐され、身代金の要求があり、愛人の借金の穴埋めをしなけれなならず、さらには浮気をばらすと脅かされ、金を要求される。これを受けたのは、普通の主婦で、しかも同じ日に発生するのだ。 2023.12.02 感想