感想 吸血鬼はお年ごろ(集英社) 吸血鬼シリーズは、由緒正しき吸血一族の末裔のフォン・クロロック伯爵と、その娘の半人間のエリカが、繰り出す物語である。吸血鬼って、本当にいたんですね。驚きました。皆さんが知っている通り、吸血鬼は、昼間は棺桶で寝て夜行動し、人間の血を吸って、ニンニクが苦手だ。 2023.11.04 感想
感想 悪魔のような女(角川書店) いつの時代も、いじめってありますよね。私が子どもの時にも、いじめはあったが、いじめられる子を助ける子もいました。今は、いじめられる子を助けると、助けた子がまた、いじめの対象となるので、みんな助けずに、見て見ぬふりをしたり、さらには、いじめる側に立ったりするらしいです 2023.10.28 感想
感想 三毛猫ホームズの駈落ち(角川書店) 本作は、題名通り、田舎の二つの地主の息子と娘が駆け落ちする話である。この地主どうしは、先祖代々から対立していて、結婚が許されるはずがなく、駆け落ちしたのだ。こういうのって、よくあるよね。その後十二年間、行方不明になっているのであるが、急に両家とも息子と娘を探し始めるのである。 2023.10.22 感想
感想 三毛猫ホームズの狂死曲(角川書店) 久しぶりに三毛猫ホームズを読みました。やっぱり、三毛猫ホームズ、おもしろい!謎だらけで、「????」でした。本作は、音楽のコンクールを開催する話であるが、コンクールってこんなに大変だったとは、びっくりしました。 2023.10.15 感想
感想 サラリーマンよ悪意を抱け(新潮社) いやーおもしろかった。やっぱり、サラリーマンものって一番共感できるんで、良いです。サラリーマン四銃士は、部長を、部下の四人が、殺害を企てる話である。まあ、サラリーマンの部下と上司の関係が、うまく行かないこともありますが、殺害まで考えるとは、相当な冷遇をうけていたんですね。 2023.10.08 感想
感想 さびしがり屋の死体(角川書店) 「もし彼が死ぬようなことがあったら、私も死ぬわ。彼のいない人生なんて、私には生きる価値がないもの」と普段から言っていた女性が、自殺した。当然、彼が死んだから、自殺したのであるが、なんと彼は生きているのだ。 2023.10.01 感想
感想 昼下がりの恋人達(角川書店) 今ちょうどTVドラマでやっている「ウソ婚」の話である。ただし、妻の調達の仕方が、TVドラマと異なるのだが。本作では、旦那を誘拐し、監禁した上で、妻が待っている家に行き、その妻を、自分の妻として振る舞えさせるのである。 2023.09.24 感想
感想 一日だけの殺し屋(角川書店) こういう男っているんだよね。十六でぐれて家を飛び出し、スナックやバーやらで働いたこともあるが、長続きはしない。今はその日暮らし。十月もそろそろ末、風は涼しいよりもむしろ冷たくさえ感じられる。こうなると、でかいことをやらなければと、焦りだす。でかいことと言っても、思いつくのは、ひったくり程度だ。 2023.09.17 感想
感想 孤独な週末(角川書店) 「孤独な週末」は、前妻と死に分かれた営業部長と再婚した元秘書の新妻が、新婚旅行で訪れた、山荘で起きるスリルとサスペンスの物語である。山荘に到着した早々に、営業部長が仕事で会社に呼び出され、新妻と営業部長の十一歳になる連れ子の息子と二人で、山荘で過ごすことになるのだ。 2023.09.12 感想
感想 駈け落ちは死体とともに(集英社) 「駈け落ちは死体とともに」は、八つの青春ミステリーの短編集だ。一つ目の「交換日記」は、その題の通り、交換日記が原因で、三人が命を落としてしまう。まあ、高校生の息子に、アパートで一人暮らしをさせた、父親の責任だと思います。 2023.09.09 感想