盗みは人のためならず(徳間書店)

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◆ヴィーナスの腰布
泥棒の夫と刑事の妻が繰り出す物語の第一弾。最近、新たにヴィーナス像が発見され、美術館に展示されることになった。夫の淳一が、ヴィーナス像を破壊するとの脅しで、金をふんだくろうとするため、爆弾を仕掛に美術館に忍び込もうとすると、別な犯人に先を超されてしまい失敗する。犯人は、警備員を殺害し、爆弾で展示物を破壊してしまうのだ。これとは別に、光学機器メーカーの研究員が殺害され、妻の真弓が捜査にあたり、研究員のロッカーから、例のヴィーナス像の写真を見つけるのだ。美術館の爆破事件と研究員の殺害事件に何らかの関係があると踏んで、妻の真弓が捜査を進めていくのだが、夫の淳一が出しゃばって、事件を解決してしまうである。夫の淳一は、泥棒でありながら、探偵という設定なのか?? 夫の淳一が自分の家に帰るのに、玄関からでなく、塀を乗り越えて家に忍び込むという徹底ぶりには、驚きました。

『シリーズ登場人物』


◆名画から出てきた女
題名の「名画から出てきた女」通りの話です。有名な画家の絵画が見つかり、デパートに展示されてた。淳一が、その絵画を盗もうと展示会場に忍び込むのですが、またも邪魔が入り失敗です。まだ一度も盗みが、成功していません。いつになったら成功するのか? その邪魔というのが、絵画に描かれている少女そのものだったのだ。淳一は、その少女を家に連れて帰り匿うのであるが、少女は記憶をなくしている。少女の記憶を戻そうと、淳一が少女を連れて、展示会場に再度訪れるのであるが、少女が何者かに刺されてしまう。この謎に、淳一は、出張までして挑むのである。淳一は、やっぱり探偵なのか? しかし、絵画を買う契約をしたとの画商が、出てくるのですが、誰と契約したのでしょうか? 契約書を見せろって言いたいですね。

【昭和】赤電話

◆C線上のアリア
「C線上のアリア」って、リサイタル行うために来日した現代の最高のテノール歌手に、真弓の部下の道田刑事が襲われるという話です?? テノール歌手は、マフィア狙われているとのことで、真弓と道田刑事が護衛に付いたのであるが、歓迎パーティーで、テノール歌手が毒を飲まされ高音が出なくなってしまう。高音の代役を見つけたのであるが、今度はその代役が誘拐されてしまうのだ。果たしてどうなることやら。淳一は、今回泥棒をやらずに、私立探偵の真似をしていました。泥棒は、失敗ばっかだったので、やめたのか? テノール歌手の歌をテープに録音して、妻の真弓に五十万円で売り込んだが、代金を真弓の体で払わされ、売上ゼロ。どうやって生活しているのか、心配になってきました。しかも、今回淳一は、玄関から家に帰ってきたりもしていたぞ。そういえば、殺人事件は、発生しませんでした。

◆人生に矛盾なし
遂にやりました、淳一が、泥棒に成功しました。パチパチパチパチ! 自分の稼ぎになるものではないですが。やっぱり、立派な泥棒だったのだ。親の都合で、二号にされた娘を、泥棒したり、オレオレ詐欺したり、デパートの鑑定士に変装したりして、助ける話です。三十年も前の小説に、オレオレ詐欺が登場していたのには、驚きました。淳一って、どんな事件にも入り込んでいって活躍するのですが、何でなのでしょうか? 暇だから? 人助けが好きだから? 小説だから?・・・。保険のおばちゃんの才能にも驚きました。

【昭和】二号 エレベーター嬢

◆贋作とドン・ファン
またもやりました、今度は、大儲けです。有名な美術評論家のコレクションの絵画を、何枚も同業者をだまして、手に入れました。生活費をどうしているのか心配していたのですが、たまにはこうやって、儲けているのですね。安心しました。真弓の高校生の時からの同級生の奥様が登場しますが、なんと淳一と同業者なのだ。その同級生から、真弓が殺人犯に仕立てられるのだが、淳一の活躍でなんとか逃れるのだ。でも、あんなんで逃れられるのか? 昭和の警察って・・・。

◆誘拐されて捨てられて
やー難しくて、よく分からない話でした。淳一が誘拐された!と来たので、そんなことはないと、出てくる人や出来事を、疑って読んでいるので、そうなってしまったみたいです。素直な気持ちで読まなくては駄目ですね。真弓が、大変な財産家の護衛を行うのであるが、その財産家は、なんと淳一が、お世話になった泥棒の大先輩であったのだ。お約束通り、この財産家の子供たちが、ぐうたらで・・・。書いてても、何のことだかさっぱり分からなくなってきた、やっぱり難しい話だったのだ。

◆去る者を追え
またも、むかし世話になった人が出てきました。淳一がここまで来れたのには、色々な人たちの世話になっているのでしょう。その世話になった人の娘さんを助ける話であると思ったら、ちょっと違ってました。いつも拳銃をぶっぱなすか、淳一と抱き合うしか、能がないと思っていた真弓が、アナウンサー役で、大活躍です。ある事件のニュースをでっちあげるのですが、ビデオカメラや、ビデオデッキなどを持ち込んで、大変な作業でした。今では、スマホ1つで、できるのに。淳一も、二役やったり、殺され役やったり、頑張りました。おかげで、最期にお宝をゲットです。

◆残り物に服がある
今度は、真弓の部下の道田刑事を、淳一が騙す話です。道田刑事って、結構間抜けだよね。まだ、若いからしょうがないか? しかし、道田刑事が、べろんべろんに酔っ払って、真弓の家の玄関で寝ていたのですが、なんでそこまで飲んだのかな? 理由がわからない。これも淳一が、仕組んだことなのか? 切手を盗むだけなのに、こんな大掛かりな、準備が必要なのか? 犯人たちも悪だくみの話を道田刑事に聞かれてしまって、道田刑事と真弓を殺そうとするのですが、ドジな話です。お約束通り、真弓が拳銃をぶっぱなしました。

【昭和】定期券

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