2024-06

感想

殺人よ、こんにちは(角川書店)

十三歳の娘のパパが死んだところから物語が始まった。死んだパパは、一年の半分は外国を飛び回っていて、日本にいるときだって、うちには半分もいない。うちにいるときでも、帰りが夜中過ぎになるのは年中で、娘と顔を合わせるのは年に数えるほどしかなかった。
感想

こちら、団地探偵局(角川書店)

こちら、団地探偵局は、郊外の山を切り拓いた大きな団地に住む主婦が始めた、非公式な私立探偵の話だ。私立探偵といっても、団地で起きたちょっとした事件や謎を、低料金で引き受けるもので、暇つぶしにやっている程度である。
感想

忙しい花嫁(角川書店)

いやー、本格的な推理小説でした。謎が謎を呼び、何が何だか分からない展開で、???でした。主人子の女子大生が、所属している研究会の先輩の結婚式に招待された。その先輩のお相手は、ホテルチェーンやスーパーなどを経営しているお金持ちの娘だ。
感想

待てばカイロの盗みあり(徳間書店)

淳一が、プロの殺し屋に狙われた。真弓と高級フランス料理店で食事をしている時にだ。淳一は、真弓のハンドバックから素早く拳銃を抜き取り、プロの殺し屋を撃ち、拳銃を真弓の手に握らせたのだ。翌日の新聞には、〈婦人警官、殺し屋と決闘!〉などと載っていて、真弓は有頂天であるが、なぜ淳一が狙われたのか謎でなのである。