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感想

三姉妹探偵団(講談社)

いやーやっと、三姉妹探偵団の順番が来た。読むのを楽しみにしていたシリーズだ。今回あらためて読んでみて、つくづく感じた。おもしろーーーい。この三姉妹のタイプ、赤川次郎さんらしい、よく考えた設定だ。長女は、大学生で、おっとりタイプで方向音痴。次女は、高校生で何事にもまざとい、人並外れのしっかり者。三女は、中学生で現実主義のドケチな設定だ。
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三毛猫ホームズの恐怖館(角川書店)

片山刑事が、道を尋ねたアパートで、ガスが漏れていることに気付き、住民を避難させたことで、表彰されたのだ。あの片山刑事がですよ。もちろん、最初にガス漏れに気が付いたのは、三毛猫ホームズですが。結局、ガスが漏れていたアパートの部屋は爆発し、女子高校生の遺体が見つかる。
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真夜中のための組曲(講談社)

そうだよね、サラリーマンって大変なんです。私も、サラリーマンを四十三年やっていたので、分かります。上司の指示には嫌でも従わなければならず、上司から嫌味を言われても反論できず、嫌な飲み会に出なければならず、大した給料が出るわけでもなく、休日には家庭サービスしなければならず
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冬の旅人(角川書店)

冬の旅人は、国際的なバリトン歌手が、日本にリサイタルで来ていて、殺人事件に巻き込まれる話だ。バリトン歌手に、リサイタルで歌う予定の歌を、人が死ぬことになるので歌うなと、リサイタルの当日に電話が入った。そんなこと、急に言われても困りますよね。
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黒い森の記憶(角川書店)

いやー、怖いサスペンスでした。ユーモアなんかどこにも出てこない。黒い森の近くの山小屋で暮らしている、外科医を引退した老人の話だ。老人は、この山小屋に住み始めて二年になるが、人を全く寄せ付けない暮らしをしている。
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いつか誰かが殺される(角川書店)

お金持ちの一族を牛耳る、おばあさんの道楽の話だ。このおばあさんは、すごい、七十歳になるのに、好奇心と元気の塊なのだ。おばあさんの誕生日に合わせ、毎年イベントとして、賭けを家族で行う。賭けと言っても半端じゃない、今年は、一口七十万円で、どんどん賭けていくのだ。
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裏口は開いていますか?(文藝春秋)

いやーすごい話でした。旦那と息子が別々な犯人に誘拐され、身代金の要求があり、愛人の借金の穴埋めをしなけれなならず、さらには浮気をばらすと脅かされ、金を要求される。これを受けたのは、普通の主婦で、しかも同じ日に発生するのだ。
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毒(ポイズン)(集英社)

すごい薬が、発見された。その薬は、一滴飲めば心臓麻痺で死んで、解剖しても何の証拠も出ないのだ。しかも、飲んでから二十四時間後に死ぬ。つまり、薬を飲ませた犯人は、被害者が死んだときに、その場に居なくてもよいのだ。
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青春共和国(徳間書店)

青春共和国は、島を一つ買い取って、そこでの共同生活を通して、若者たちの独立心を養う目的で作られた施設で、なんと、交通費以外は、施設持ちで、タダで滞在できると来ている。私の若かれしころに、こんな施設があったら行ってみたかったのであるが、残念!
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ハムレットは行方不明(集英社)

シェイクスピアの四大悲劇の一つとされるハムレットの物語(デンマークの王子ハムレットが、父王を毒殺して王位に就き、母を妃とした叔父に、復讐する物語)と似た事件が発生する。父が事故で亡くなり、母が父の弟と再婚する。