赤いこうもり傘(角川書店)

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赤いこうもり傘は、軽いタッチの青春ユーモアミステリーで、私が記憶している赤川次郎にピッタリの作品です。クラシック好きな赤川次郎らしい作品で、特に、あの誘拐事件は、赤川次郎でないと思いつかないでしょう。エリザベス女王の日本訪問に合わせ、BBC交響音楽団が来日し、演奏会を開くことになり、その演奏会に日英親善として、T学園の高校オケとBBCとで共演することになった。ところが、BBCが持ってきたバイオリンとビオラが十数台が盗まれ、身代金が要求される事件が発生した。バイオリンは高価なもので、数億円もするらしく、人を誘拐するより扱いやすいらしい。この事件解決に、T学園のコンマスの女子高生と大英帝国の下僕の男が当たるのだが、スパイ事件や暗殺事件が絡んで、てんてこ舞いするのだ。果たして、T学園の高校オケとBBCとで共演実現するのでしょうか? しかし、イギリス人て、みんなあんなに強引なのでしょうか? 日本人の女子高生を、あんな危ない事件に連れ回し、あんなことやこんなことをせせるなんて。最後に、コンマスと裕二(誰だ?)が仲良く散歩してましたが、裕二て犯罪を犯しましたよね、刑務所には行かなかったの? だれかが、ごまかしたのでしょうかね?

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