死者の学園祭(角川書店)

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青春・恋愛・スリル・サスペンス・謎解き・・・・と、赤川次郎が満載の作品です。何だろう~何だろう~の連続で飽きずに読み進められました。主人公の女子高生が転校することになり、見納めで学校を訪れていると、主人公の目の前で、クラスメイトが、校舎のベランダから落ちて亡くなる事故が発生した。さらに、転校先でもクラスメイト三人が、次々と亡くなる事件が発生する。いったい何が起きているのか? この殺された三人は、学校の視聴覚教室に忍び込み、絵や宝石が録画されたビデオを見て、これが関係しているらしいが、さっぱり分からない。前の学校でクラスメイトが亡くなった事故との関連もあるのであろうか? 主人公が、たまたま知り合った大学生の男性と、この謎に挑むのであるが、この大学生も何か怪しい。一応犯人を追いつめて、自供にこぎつけるのであるが、すっきりしない。どうも裏がありそうなのである。結局、最後に犯罪の関係者が何人か逮捕されるのですが、残された犯人の家族が、皆沈まずに前向きに頑張っていこうってところが、良かったですね。頑張れ。後は、物語のヒロインの解説が、本編に書かれていたり、「推理小説に出てくる警官でもあるまいし」のセリフなど、赤川節も登場してました。

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