懐かしい昭和

◆東西南北殺人事件:迷宮入り殺人事件(講談社)

【ニューミュージック】助手席でのんびりと、ニューミュージックらしきメロディなどを口ずさんでいる。

ニューミュージック、好きでした。むかしのものなのに、いまだに、ニューミュージックっていうんですね。

【電報】「わしは知らん!お前らが来いという電報をよこしたから来たまでだ」

むかしは日常的に、電報を使っていたんですね。結婚式と葬式のものと思ってました。

◆東西南北殺人事件:本人殺人事件(講談社)

【異種格闘技】前にボクサーとプロレスラーのわけのわからない試合が何万円もの入場料を取っったことがあるが、

そうそう、異種格闘技やってました。アントニオ猪木さん、頑張ってましたよね。

◆東西南北殺人事件:東西南北殺人事件(講談社)

【捜査特別報奨金制度】デスクに並べてある新聞を見下ろした。〈警視庁、目撃者に賞金百万円!〉

捜査特別報奨金制度って、2007年に制度化されたみたいです。さすが、赤川次郎、先取りしていたんですね。

◆マザコン刑事の事件簿:「若きウィリアム・テル」の悩み(徳間書店)

【マイクロカセット】これからはマイクロカセットのレコーダーを持って歩こう、と思った。

マイクロカセットって、今でも売ってます。なんに使うと思います。留守番電話ですって。

◆マザコン刑事の事件簿:死体置き場の恋人たち(徳間書店)

【赤外線フィルム】「ちゃんと赤外線フィルムに映っているはずです。観念なさった方がいいようね」

むかしは、赤外線フィルムなんて使って、大変でしたね。今では、赤外線暗視機能付きの監視カメラがあります。

◆マザコン刑事の事件簿:いま一度の・・・・・・(徳間書店)

【薬】窓口で薬をもらっても、「すみません、今ちょっと給料日前で・・・」と、払わない人が多いのだ。

そうそう、むかしは、院内処方でしたよね。わんさか薬を出されていました。

【大岡越前】「そうかねえ。大岡越前なら・・・」「TVの見すぎだよ、ママは」

大岡越前やってましたね。「この見事に咲いた・・・」私は、見ていませんでしたが。

◆顔のない十字架(角川書店)

【レストラン】駅前の、スーパーマーケットの入っているビルに向かった。この上のレストランが、この辺では比較的ましなほうなのである。

そうねー、ファミリーレストランができ始めたのはこの頃で、まだ少なかったですね。今じゃファミレスどこにもあって、便利ですよね。

◆女社長に乾杯!(新潮社)

【億ション】青山にあるマンション--俗に〈億ション〉と呼ばれる超豪華マンション--で

そうそう、昭和のバブル期ですよね、億ションが出てきたのは。今は、タワーマンションですよね。

【セクハラ】コピーを受け取ると、戻って行こうとした女の尻をポンと手で叩いて笑った。

むかしは、こういうのって、普通でしたよね。今じゃ、セクハラ騒動ですよね。

【ノーネクタイ】ネクタイがなくて、えりのところがはだけているのが、容疑者らしいところと言える。

クールビズのノーネクタイは、最近ですよね。今では、みんな容疑者ですね。

【お金の引出し】「お引出しですね」「はい」「何にお使いですか?」(省略)何に使おうと個人の自由でしょ!

昭和では、おれおれ詐欺なんかなかったんですね。私なんかも、お金をおろそうとして、家族に確認電話をかけられました。

◆自殺行き往復切符(角川書店)

【婦人会】「何でもないわ。---婦人会の集りで出かけて来るわね」

そうそう、昭和は、婦人会って活発でしたよね。今も婦人会って、あるのかな?

【大型テレビ】二十七インチの大型TVのスイッチを入れた。ニュースの時間である。

昭和って、二十七インチが大型だったんですね。二十七インチって、今では小型ですよね。

◆探偵物語(角川書店)

【ナウい】「割合とナウくないんですね。お嬢様も」と言った。

ナウいとは、1980年代に創作された言葉であるが、誕生とともに死語化しているらしい。

【御用聞き】ポロン、ポロンとチャイムが鳴った。「あ、お魚屋さんだわ」

あった、あった、御用聞き。今でも富裕層なんかには、御用聞きに行っているらしいです。

【ジゴロ】甘ったるい二枚目の男は、たぶんいわゆるジゴロなのだろう。

ジゴロは、平成中期以降、死語となっており、今では「ママ活」と呼ぶことが多いらしい。

◆おやすみ、テディ・ベア(角川書店)

【豆腐売り】表の通りで、豆腐屋のラッパが鳴った。部屋の中で、立ち上がる気配がした。

今でもあるらしいですが、ラッパ吹きながら売りに来ていましたね。あのラッパ「トーフ」って聞こえるらしい。

【テレビのチャンネル】チャンネルをかえに立つのも面倒で、そのまま放ってある。

そうねー!昭和は、テレビのリモコン無かったね。横着になったもんだ。運動せー!

◆世界は破滅を待っている:コピールーム立入禁止(角川書店)

【昼休み】一時の始業のチャイムが鳴った。将棋や碁に熱中していた連中が、渋々席へ戻る。

やってたやってた、将棋や碁。私は、キャッチボールやってました。

◆世界は破滅を待っている:手土産に旨いものなし(角川書店)

【セクハラ】「酔えば女の子をからかうぐらい、当たり前じゃないですか!」

昭和は良い時代でした。今は、これやったらだめです。捕まりますね。

◆世界は破滅を待っている:冷たい雨に打たれて(角川書店)

【布団乾燥機】「今、布団の乾燥機はどこに行っているの?」と言い出した。熱風を出して、布団を乾燥させる機械である。

1977年に、布団乾燥機の国産第1号機が発売されたらしいです。先取りしていますね、赤川さん。

◆世界は破滅を待っている充たされた駆落ち(角川書店)

【家出人探し】「見っともない。TVの家出人探しにでも出て、帰って来てくれ、と呼びかけるつもりなのか?」

やってたやってた、TVの家出人探し。今は、YouTubeでやっているらしいです。

◆忙しい花嫁(角川書店)

【マクドナルド】「食べたことないんですか、マクドナルド」「うん、この手の店は、頭から無視してかかっていたからね」

そうだよね、マックが拡大してきたのはこのころですよね、今でもお世話になってます。

◆ヴァージン・ロード(角川書店)

【仕事納め】月曜日は仕事納めで、仕事は昼まで、午後は大掃除である。

そうそう、仕事納めは半ドンだった。先輩に連れられ昼から如何わしい所に行ったっけ。

◆静かなる良人(中央公論新社)

【過激派】「あの若いのは過激派でしてね。手配中なんです」

過激派ね、最近はあまり聞きませんが、今でも活動しているらしいです。

◆愛情物語(角川書店)

【チャーハン】店の女の子がチャーハンを持って来る。妹尾は、わりばしを取った。

えー!昭和ってチャーハンを箸で食べていたんだ。レンゲは無かったんですかね?

【レントゲン】「ただの捻挫よ。レントゲンも撮ってまだ結果は分からないけど」

そうそう、むかしのレントゲンはフィルムにとって現像しなければならなかったですね。

◆昼と夜の殺意(徳間書店)

【家の電話】母や姉が来ないかと、ハラハラしながら、受話器を握りしめていた。

そうだよね、固定電話なので、やばい話をするのに苦労してましたよね。

◆復讐はワイングラスに浮かぶ:静かなる会議(新潮社)

【計算尺】「計算尺以外にも恋人がいたらしいじゃないか」

でました「計算尺」。みんな知っていますかね。優れもんでしたが、関数電卓にやられました。

◆三毛猫ホームズの映画館(角川書店)

【11PM】ちょうど「11PM」のCMの前に女の子が出てきてにっこり笑う。あんなものだと思ってください。

いやー懐かしい。私もこっそり見てました。PTAや婦人団体から批判や抗議は多くあったらしいです。