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毒(ポイズン)(集英社)

すごい薬が、発見された。その薬は、一滴飲めば心臓麻痺で死んで、解剖しても何の証拠も出ないのだ。しかも、飲んでから二十四時間後に死ぬ。つまり、薬を飲ませた犯人は、被害者が死んだときに、その場に居なくてもよいのだ。
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青春共和国(徳間書店)

青春共和国は、島を一つ買い取って、そこでの共同生活を通して、若者たちの独立心を養う目的で作られた施設で、なんと、交通費以外は、施設持ちで、タダで滞在できると来ている。私の若かれしころに、こんな施設があったら行ってみたかったのであるが、残念!
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ハムレットは行方不明(集英社)

シェイクスピアの四大悲劇の一つとされるハムレットの物語(デンマークの王子ハムレットが、父王を毒殺して王位に就き、母を妃とした叔父に、復讐する物語)と似た事件が発生する。父が事故で亡くなり、母が父の弟と再婚する。
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吸血鬼はお年ごろ(集英社)

吸血鬼シリーズは、由緒正しき吸血一族の末裔のフォン・クロロック伯爵と、その娘の半人間のエリカが、繰り出す物語である。吸血鬼って、本当にいたんですね。驚きました。皆さんが知っている通り、吸血鬼は、昼間は棺桶で寝て夜行動し、人間の血を吸って、ニンニクが苦手だ。
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悪魔のような女(角川書店)

いつの時代も、いじめってありますよね。私が子どもの時にも、いじめはあったが、いじめられる子を助ける子もいました。今は、いじめられる子を助けると、助けた子がまた、いじめの対象となるので、みんな助けずに、見て見ぬふりをしたり、さらには、いじめる側に立ったりするらしいです
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三毛猫ホームズの駈落ち(角川書店)

本作は、題名通り、田舎の二つの地主の息子と娘が駆け落ちする話である。この地主どうしは、先祖代々から対立していて、結婚が許されるはずがなく、駆け落ちしたのだ。こういうのって、よくあるよね。その後十二年間、行方不明になっているのであるが、急に両家とも息子と娘を探し始めるのである。
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三毛猫ホームズの狂死曲(角川書店)

久しぶりに三毛猫ホームズを読みました。やっぱり、三毛猫ホームズ、おもしろい!謎だらけで、「????」でした。本作は、音楽のコンクールを開催する話であるが、コンクールってこんなに大変だったとは、びっくりしました。
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サラリーマンよ悪意を抱け(新潮社)

いやーおもしろかった。やっぱり、サラリーマンものって一番共感できるんで、良いです。サラリーマン四銃士は、部長を、部下の四人が、殺害を企てる話である。まあ、サラリーマンの部下と上司の関係が、うまく行かないこともありますが、殺害まで考えるとは、相当な冷遇をうけていたんですね。
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さびしがり屋の死体(角川書店)

「もし彼が死ぬようなことがあったら、私も死ぬわ。彼のいない人生なんて、私には生きる価値がないもの」と普段から言っていた女性が、自殺した。当然、彼が死んだから、自殺したのであるが、なんと彼は生きているのだ。
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昼下がりの恋人達(角川書店)

今ちょうどTVドラマでやっている「ウソ婚」の話である。ただし、妻の調達の仕方が、TVドラマと異なるのだが。本作では、旦那を誘拐し、監禁した上で、妻が待っている家に行き、その妻を、自分の妻として振る舞えさせるのである。