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本作は、題名通り、田舎の二つの地主の息子と娘が駆け落ちする話である。この地主どうしは、先祖代々から対立していて、結婚が許されるはずがなく、駆け落ちしたのだ。こういうのって、よくあるよね。その後十二年間、行方不明になっているのであるが、急に両家とも息子と娘を探し始めるのである。駆け落ちの方であるが、なんと、息子も娘も別な人と結婚し、子供までいて、ちゃっかり幸せに暮らしているのだ。何のために駆け落ちしたんでしょうか? 熱しやすく冷めやすい、ってことでしょうかね? この二人の名前が、義太郎と晴美で、片山刑事兄妹と同名なのである。お約束通り、両家から派遣された捜索隊に、片山刑事兄妹が間違われて、この事件に絡んでいくのだ。石津刑事なんかは、捜索隊から片山刑事兄妹は、本当は兄妹でなく、駆け落ちしてきたんだと聞かされ、どん底に落とされたりしている。そうこうしている内に、駆け落ちした二人の兄妹が、次々に命を落とすことになる。財産相続の絡みなのか? 駆け落ちした義太郎と晴美と、片山刑事兄妹の義太郎と晴美が協力して、事件解決を図るのである。そうそう、あのガタイの石津刑事が、大けがをして入院するのだ。びっくりしたー。
『シリーズ登場人物』
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