探偵物語(角川書店)

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出ました、あの有名な「探偵物語」。映画やTVドラマにもなっていますよね。松田優作さん良かったですよね。お金持ちの女子大生の娘が、5日後に親の住むアメリカに行くことになっているのだが、元気・活発で何をするか分からない娘なのだ。心配した家政婦が探偵社に、アメリカに旅立つまでの5日間のお目付役兼ボディーガードを依頼した。この役を、責任感もあり、まじめだが、やることはドジばかりのくたびれた中年男の探偵が指名される。当然、元気・活発な娘と、くたびれた中年男が合うはずがない。最初は娘に探偵は振り回されるのであるが、だんだんと探偵の責任感とまじめさに娘が気がつき、なじんでいくのだ。そんな時、探偵の元妻が現れた。今はヤクザのボスの妻となっているのだが、そのボスの息子を殺害した容疑で、警察とヤクザに追われているとのことである。元妻の方から別れていったので、今では関係ないのであるが、まじめな元夫の探偵がお金持ちの娘を巻き込んで、元妻を匿いながら、真犯人を探すために立ち上がるのである。しかし、元妻のノー天気さと運の良さはすごすぎる。ヤクザに殺されたはずの元妻が、ちゃっかり帰って来たのには驚いた。後は、「このサラリーマン氏、別に名はどうでもいい。この後登場する予定はないのだから。」と赤川節が聞かれました。

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