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来たー!サラリーマンシリーズだ。(勝手にシリーズを作らないでください) サラリーマンを昭和の時代から何十年もやってきた私は、「そうだよね、そうだよね」と頷きながら読む、サラリーマンシリーズが大好きだ。今回は、壁際族の課長の話だ。壁際族?窓際族の間違えじゃない?聞いたことがないな?? 窓際族と違って、壁際族は一応、ちゃんと仕事もあり、部下もいる。目が回るほどでもないが、結構忙しい、正式名は総務三課だ。しかし、この課に来ると、もう出世できない、というジンクスみたいなものがあるのだ。この課の入っている部屋が、元来倉庫になる予定だった所で、窓が一つもないので「壁際族」と言うらしい。この壁際課長に、四十四歳の男がなった。男は、ここで定年まで過ごす気はなく、何とかして、ここから脱出してやろう、と思っていた。この春から入った短大出の女子社員の部下に、「午後の会議の資料は?」と訊くと「はあい、できてますよ!」と渡された資料を見て、絶句した。資料の一ページ目に、少女マンガの女の子が、ウインクしているのだ。まあ、こんな具合で脱出できるのか? この壁際課長の同期に、かなりやり手で、エリートコースまっしぐらの営業課長がいる。その営業課長の上司の営業部長に、壁際課長が昼食に誘われた。営業課長が、社の機密を、誰かに売っているかもしれないとの話だ。同期の壁際課長に、「営業課長に何があったのか探ってみてくれ」との依頼だ。事情があり、仕方なく引き受けたのであるが、一体どうやればいいものやら、まるで見当がつかないのだ。そこで、営業課長の恋人と仲がいい、マンガ部下に話を訊いたところ、営業課長が夜中に会社に来たことを突き止める。あやしい! 夜中に来ても、会社のカギは、ガードマンの部屋に保管されているため、簡単に会社に入ることはできないのだ。どうやって入ったか確かめるために、マンガ部下の提案で、夜中に会社に来てみることにしたのだ。そして、夜中に会社の通用口を見張っていると、女性が現れたのだ。いったい誰なのだろう? 壁際課長とマンガ部下の名探偵(?)コンビは、営業課長の悪だくみを暴くことはできるのでしょうか?そして、壁際族からの脱出は、如何に??
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