感想

三毛猫ホームズの騎士道(角川文庫)

片山刑事たちが、なんと、ヨーロッパに出張です。会社をいくつも経営しているお金持ちが、ドイツに暮らしている弟の様子がおかしいので会いに行くことになり、その護衛をするとのことである。弟は兄と違って、ヨーロッパのほうぼうを回って暮らしていた。
感想

三毛猫ホームズの運動会(角川書店)

三毛猫ホームズシリーズ初の短編集です。警視庁も運動会やっていたんですね。私が居た会社も、毎年運動会をしていて、盛り上がってました。なつかしい。でもみんな運動不足なんで、徒競走なんかで誰かしら転んでけがをするんですよね。
感想

一番長いデート(徳間書店)

いやー面白かった、「一番長いデート」。今まで(刊行年代の古い順)読んできたものと、ちょっと違った面白さがありました。「お坊ちゃま」などとからかわれている大学生が、主人公だ。この大学生は、背が低くちんまりしていて、かなりの近眼、勉強もスポーツも駄目で、まじめだけが取柄なのだ。
感想

ホームタウンの事件簿(新潮社)

ホームタウンの事件簿は、郊外のニュータウンでの出来事をつづった七つの短編です。ニュータウンは、昭和の時代に東京都市圏・大阪都市圏の郊外を中心に、ニュータウンの建設が盛んに計画・実施されたもので、主にサラリーマンが移り住み、新たな都市を築いて行ったものである。
感想

ミステリ博物館(角川書店)

ミステリ博物館は、その題通りミステリーでおなじみのテーマをそのまま抜き出したような題の7つの短編が納められている。第一話は、「密室」であるが、「密室」と言うよりも、「開室」殺人事件だ。
感想

充ち足りた悪漢たち(文藝春秋)

「充ち足りた悪漢たち」の文庫本の表紙に、こわーい!子供たちが描かれている。そう、そんな悪ガキどもの話が、六話も詰まっているのだ。第一話は、娘が知らない令夫人に付いて行ってしまう話だ。専業主婦の女性が、八歳の娘と一緒に電車で出かけた。
感想

世界は破滅を待っている(角川書店)

第一話は、うだつが上がらないサラリーマンの話しだ。サラリーマンは、三十一歳で、同年輩の同僚は何人か係長になっていたが、自分は平のままだ。自分は、勤め始めた頃から、サラリーマンに向いていないと思っていて、自分を追い抜いて行く後輩を、うらやましいとは思わないのだ。
感想

おやすみ、テディ・ベア(角川書店)

おやすみ、テディ・ベアは、文庫本2冊にわたる超長編サスペンスだ。ぬいぐるみのテディ・ベアが盗まれ、様々な人の手に渡り歩いていくのだが、なんと、このぬいぐるみには爆弾が仕掛けられているのだ。
感想

探偵物語(角川書店)

出ました、あの有名な「探偵物語」。映画やTVドラマにもなっていますよね。松田優作さん良かったですよね。お金持ちの女子大生の娘が、5日後に親の住むアメリカに行くことになっているのだが、元気・活発で何をするか分からない娘なのだ。
感想

晴れ、ときどき殺人(角川書店)

いやー難しい複雑な事件でした。十七年前に起きた事件に絡んで、次々に殺人が起きるのだ。四つの会社を仕切ってきた女会長が、心臓病の悪化で亡くなった。女会長は自分の死期を感じ、娘に告白の手紙を残したのだ。