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本作は、題名の通り、あの「セーラー服と機関銃」の続編だ。ダダダダの騒ぎから一年、目高組四代目組長の星泉は、目高組が解散し、高校生に戻っていた。高校三年生で、間もなく卒業の日々を、田代和子や星泉ファンクラブの三人たちと、送っていた。そんなある日、泉が和子と昼休みに校庭をぶらついていると、「---失礼します」と、男に声をかけられた。男は、きちんとダークグレーのスーツを着込み、ネクタイをしめ、銀ブチのメガネをかけている。「何でしょうか」泉は、その男の方へ歩いて行った。すると、その男は、急に声を低くして。「星泉さんですね」と言ったのである。「え?」「ご一緒においで願いたいのですが」「一緒にって・・・あなたは?」「何も訊かずに、おいで下さい」「そんな---。まだ授業があります。それに、どなたなんですか?私、あなたのことを見たことがないと思いますけど」「でも、これはご覧になったことがあるでしょう」男は、至って穏やかな笑顔で、右手を上衣の下へ入れると、チラリと黒光りするものを覗かせた。---拳銃である。「何の真似ですか」泉は、男をにらんでやった。・・・・「一体何のご用ですか?」「おいでいただかないと、ご説明できませんね」・・・・。「---泉、どうしたの」と、和子がやって来る。「ちょっと急用なの。悪いけど、早退するからって、先生に言っといてくれる」・・・・。校門を出ると、あまり目につかない所に、車が一台停まっている。どっしりと重そうな外車である。泉たちが歩いて行くと、運転手らしい男が出て来て、後部席のドアを開ける。「どうぞ。私は前に乗ります」と、メガネの男は言った。泉は、後部座席に乗り込もうとして、「あ・・・・」と、思わず動きを止めた。「やあ、久しぶりだね。目高組組長さん」先に乗っていた男が、ニヤリと笑って、言った。「さあ、遠慮なく乗ってくれ。ちょっとドライブするだけだ」「浜口さん・・・・」「憶えていてくれたとは光栄だな」浜口物産社長、そして、組織の黒幕的存在。目高組組長として、泉が対決したことのある相手である。泉は、仕方なく、浜口と並んで座席に腰をおろした。・・・・「---少し見ない内に、女らしくなったね」と、浜口が言った。「いや、これはお世辞じゃない。本当の印象だよ」「少し見ない内に老けましたね。白髪がふえたんじゃありません?」・・・・。「君の力を借りたいんだ」泉は面食らって、浜口を見た。さあー、目高組四代目組長、地上げ事件に巻き込まれていくのだ。今回も、ダダダダが、あるのかな?地上げね、〈地上げ目的とみられる放火の疑いで不動産会社の男ら6人が逮捕された〉と、先日ニュースでやってました。相変わらずの世の中ですね。


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