女学生(新潮社)

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本作品は、題名通り女学生に関係する話が、何話か詰まっています。先ずは、オーケストラのコンサートで、マーラーの交響曲第九番を演奏して、「ブラヴォー」の叫びが、ホールの中に渦巻いた後の、アンコール曲が、ワルトトイフェルのワルツ〈女学生〉を演奏した話だ。哲学的なマーラーの音楽の後で、あんな通俗的なワルツなんかやられちゃかなわない、というのが、大方の感想であったが、これには理由があるのだ。次は、タクシーが、女学生を乗せる話だ。大きなボストンバックを持った女学生をタクシーに乗せた。走っていて妙だな、と思い始めたのは、近道をしようと、細い裏道へ入ったときだ。車が一台、ついて来るのである。タクシーではない。夜なので、ライトしか目に入らないが、乗用車に違いなかった。この裏道は、まずタクシーの運転手以外はほとんど知らないし、また利用しない、まるで、このタクシーを尾行して来ているみたいなのだ。タクシーの運転手は、その車を撒いて、女学生を目的地に運んだのだが、お人好しの運転手が、事件に巻き込まれていくのだ。次は、禁煙の話だ。私立の女子高校で、多くの生徒が、学校の校舎の裏手で、喫煙しているのが見つかった。喫煙した生徒を処分することはできるが、学校の評判を落とすわけにはいかず、先生と生徒で、禁煙の我慢比べをすることにしたのだ。いやー、どうなることやら。私もむかし、禁煙しましたが、結婚式の引き出物にタバコが入っていて、もったいないので吸ったら、止められなくなっちゃいました。やは?次、セーラー服です。二十歳を過ぎた女性が、セーラー服を着ている。例のビデオの撮影ですね。その女性が、撮影が終わった後に、自分のアパートが近いので、セーラー服を着たまま、アパートに歩いていると、とてつもなく大きな外車に乗った紳士に、家出人と間違われ、紳士の自宅に連れられて、お世話されるのだ。変な話?最後は、少女殺人事件の犯人を目撃した、女子中学生の話だ。その犯人が、新たに赴任してきた先生らしいのだ。この事件の謎に、二人の女子中学生の親友が、挑むのだ。話が変わるが、私は、一般的に大学に通う女性を、『女子大生』と表現していましたが、だめらしいです。XXX女子大に通う女性は、『女子大生』で良いらしいですが、一般の大学に通う女性は、『女子学生』と、言うらしい。さらに最近では、ジェンダーの関係で、『女子学生』ではだめで、『女性学生』と言わなければならないらしい。面倒な世の中になりました。私は、従来通り『女子大生』で通します。『女子大生』って言葉、良いですもんね?

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