やり過ごした殺人(光文社)

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本作、早川一家が、何者かに狙われ、大ピンチに陥るのだ。まず、長男の克己が、殺しを依頼されたが、殺す相手が、何と末っ子の正美だったのだ。正美に、女房を寝取られたという男からの依頼だ。堅物の正美が、そんなことするわけないのにね。次は、母の香代子の古美術の店が、何者かに爆破させられる。留守番電話を使用した、遠隔操作での爆破だ。今度は正美が、重体の容疑者を病院で監視していたが、洗面所で顔を洗っている隙に、容疑者が殺害されてしまう。容疑者を見ているように頼んだ若い看護婦も、殺害されてしまう。ショックを受けた正美は、死んだようになってしまうのだ。次はまた、香代子が、レストランで、手下二人と食事をしているときに、何者かに拳銃で撃たれたが、香代子の手下の機転で、難を逃れる。次は、次男の圭介の身ごもった妻が、何者かに誘拐されてしまうのだ。圭介は、第一作の「ひまつぶしの殺人」で知り合った娘と結婚していたのだ。次は、ショックを受けた正美を元気づけようと、克己の知り合いの娘と正美を見合いをさせる。その娘と正美が、公園を歩いている所で、正美が、何者かに拳銃で撃たれたが、何とか難を逃れるのだ。次はまたまた、香代子が、拳銃を突きつけられて、誘拐されそうになるが、香代子の知り合いの機転で、難を逃れる。その知り合いは、第一作の「ひまつぶしの殺人」のホテルのフロントにいた「謎の男」なのだ。今度は、拉致され殺されかけた女の子を、男から長女の美香が預かる。男は、兄貴から、女の子を殺すように指示されたが、殺すことができずに、知り合いの美香に預けたのだ。更に今度は、克己が、毒を盛られそうになるが、さすが殺し屋、毒に気がつき、難を逃れる。いやー大変だ、次から次へと、早川家に、事件が襲いかかるのである。そして、圭介の妻の誘拐犯から、指定された場所に、早川家全員が来るようにと、連絡が来た。早川家も、一巻の終わりか?この一連の事件の犯人を探すため、早川家一家の各自が、各々のやり方で、動くのであるが、どうなるのでしょうか?いやー!早川一家シリーズ面白い!!続編もあるのであるが、平成の十二年の発売らしく、持っていません。買って読んでみたいが、平成の赤川次郎になってしまう。どうしよう?
『シリーズ登場人物』

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