昼と夜の殺意(徳間書店)

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ピアノとバイオリンの天才少女と呼ばれる姉妹の話だ。姉は、本当に天才肌で、遊んでばかりいるのであるが、ピアノを引かせるとピカ一で、コンクール荒らしなのだ。妹は、大学生で、大学に通いながらバイオリンのレッスンを受けている。妹も、最初はピアノをやっていたのであるが、姉が才能があり、小さいころから器用で上達も早かったのに対し、不器用で、いつも叱られてばかりで、やる気をなくすのを恐れた母が、バイオリンに転向させたのだ。母親は、ピアノ志望で、家を飛び出してピアニストの弟子になったが、腕の病気になってあきらめた。それで、お金持ちと結婚して、子供を音楽家に育てることに夢をかけたのだ。音楽家になるにはお金がかかるんだろうね。そう言えば、私の娘は、絵の勉強をしたいと私立の美大に行きたかったらしいですが、そんな余裕がないので、美術学部はないが教育学部で美術の先生のために美術を教えてくれる大学に行ったっけ。人の人生って、親で決まってしまいますかね? 母親は、姉は勝手気ままだが、そこそこ実力があるので、妹の方に力を入れていて、かなり強引に偉い先生を見つけてきたりしている。そして妹は、有名な先生のレッスンを受け、有名なカルテットのオーデションを受けることになったのだ。そこから次々に事件が発生するが、それを乗り越えながら妹は大きく成長していくのである。果たしてカルテットのオーデションの行方は如何に? 音楽っていいですよね。でも難しいですよね。私もむかしギターを買ったり、電子ピアノを買ったりしましたが、全くダメでした。もうすぐ暇になるので、また挑戦してみようかな???

【昭和】家の電話

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